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執筆者の写真AKIRA

挑戦


順調に3日前からブログを更新できています。


オープン前の初めての買い付けから丸2年半ほどはイリノイ州シカゴを拠点に、そこではバスを利用しながらほぼ100%スリフトピックで買い付けを行っていた時期がありました。

当時は不思議なくらい、現地のディーラー関係との接触、繋がりがなかったというか縁がありませんでしたね。


当時はワクワクしながらスリフトショップを一軒ずつ回っていました。

今思えばスリフトでコンスタントにビンテージが出てくる時期をギリギリ経験できた事は貴重だったと思います。


冗談ではなく、一軒一軒回るスリフトショップそれぞれで何かしらのビンテージがパンパンのラックの中に紛れている事が多々ありましたし、そのエリアではそれが珍しくありませんでした。


次のサルベーションアーミー(スリフト)では何が見つかるんだろう、とか先月このヴィレッジディスカウント(スリフト)でスカジャン出たからまた何か出るかも、とかそういう想像が安易にできた、恐らく今では想像もできないレベルでビンテージが見つかっていた時代が確かにありました。


ただ、そんな状況も長くは続かず明らかにビンテージやレギュラー古着の発掘率が下がっていきました。そのスピードも速かったですね。


それと比例するように自分の気持ちも変化するようになりました。

今までのようにラッキーを期待して買い付けるのではなく、確実に良い商品を提供できるように毎月ビンテージを確保して販売できるようにしたいと思うようになりました。


右も左も分からないまま見切り発車でスタートし、なんとかどうにか3年ほど続けることができていたような状況でしたので、現状のモヤモヤした感じが嫌になり、せっかく自分で経営しているわけだし、スタッフに迷惑を掛けない事が前提ではあるけど、思うがままにこのタイミングでやり方を変えてみようと決意しました。


もともと失敗しないように考えて行動するタイプではないので、考えたり計算が苦手ですしとりあえずやってみてその上で失敗したら、今度は失敗しないように頑張ろうと思う性格でしたから、とりあえず挑戦する事への不安も全然無かったように思います。

もっと言えば、失敗してもそこから這い上がれる自信のある人がそういうタイプなのかもしれません。


古着業界において自分の考える一番難しい事にチャレンジする。というのがある意味ノルマのように自らに課した挑戦でした。


それは毎月アメリカに出張に行き、毎月の入荷で初売りレベルのクオリティを維持させmushroomの存在意義を示す事。


今もその気持ちで継続しています。正直、毎月の出張で残念な気持ちで帰国した事は一度もありません。

経営者の立場としては、仕入れ値だけは月ごとで善し悪しはありますが、それでもこの業界においては、既製品を扱っているわけではありませんから、魚屋さんと一緒で決まった上代も無ければその上代に基づいた下代も存在しないわけです。


だとすればどんな状況でも常に最優先するのは良いモノを仕入れて帰ってくる事が義務だと思いますしそこにリスクが無ければつまらないとも思っています。


ハイリスクが無ければハイリターンも無いわけで、商売人として今後も皆さんからのプレッシャーに負けず期待以上の仕事をしてこれるように挑戦し続けたいです。




スカルモチーフのペナントをディスプレーしてみました。3枚揃えるのも大変なので記念撮影的な感覚ですね。






このタグ付きのアイリッシュセッターを買い付けたのは初めてでした。犬タグ以外って珍しいですね。



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